新型コロナウイルス感染症第2波真っただ中
7月末からほぼ毎日1000人を超える新たな感染者が見つかっています。緊急事態宣言が出された4月の感染者数を大きく上回る感染者が見つかっていますが、政府はこれを第2波とは認めず、新たな政策なども出す様子は見られません。何のメッセージもなく、ただ様子を見ている様に見えます。ほぼ3か月間新型コロナウイルス感染者が0でしたが、最近再び患者が出たニュージーランドの対応とは全く対照的です。日本政府の対応が直ちに変わるわけでもないので、私たちは、自分たちで考えて対応していくしかありません。
よく言われているように、日常生活の中で、感染の危険性が高いと言われているところは避けるべきでしょう。人がたくさん集まる閉鎖空間、人と社会的距離をとらずに接近すること、そして、大声で話をしたり騒いだりすることは避けるべきです。具体的には、バー、クラブ、パブなどの接待を伴う飲食店、カラオケ店、ゲームセンター、屋内コンサート会場(クラシックなど静かな音楽を除く)などは感染の危険度が最も高く、利用を控えるべきと考えられます。パチンコ、ジム、劇場、遊園地なども危険性は高いですが、距離をとって会話せずに利用すれば危険性はやや低くなると考えられます。あまりおすすめではありません。公共交通機関では、距離をとることができませんが、マスク、換気、つり革手すりを持った後の手指消毒などで感染の危険性を下げることができます。スーパー、レストラン、カフェ、回転寿司店、牛丼屋、ラーメン屋、映画館なども、距離をとる、会話を減らせば、あまり危険ではない場所になります。散歩、山歩き、テニスや野球などの人との接触が少ない屋外スポーツ、屋外でのスポーツ観戦、公園、河川敷などは感染の可能性が低いと言えます。ただし、人が集まったり、近づいて大声で話したりすると危険性が高まります。 多くの人が触れるものを触ったりしたときは手指の消毒が必要です。
子どもたちは、どうしたらよいのでしょうか。子どもたちの日常生活では、学校や幼稚園、保育園などにかよって、友だちと一緒に学んだり遊んだりすることはとても重要です。しかし、子どもたちに社会的距離を保ってもらうことは不可能と言えます。また、学校などで子ども間の感染もみられてはいますが、始まりは両親をはじめとする周りの大人から子どもへの感染です。ですから、両親、家族、学校や幼稚園の先生、保育園の保育士さんなど、子どもの周りにいる私たち大人が、自分が感染しないように気をつけて、子どもたちを感染から守ることが大切です。学校や幼稚園、保育園が感染の危険性のない安全な場所になれば、子どもたちはそこで安心して学び、遊ぶことができます。どんなに気をつけていても感染が疑われることや心配されることもあります。そんな時にPCR検査を受けて、すぐに感染の有無を知ることができるようになればよいのですが。