今期のインフルエンザワクチン
今期のインフルエンザワクチンの接種は、例年と比べやや少ないように感じます。その中で、今年から点鼻生ワクチンのフルミストが新たに使えるようになり、当院でも少人数ではありますが接種を行いました。点鼻したときに痛みや不快感がないのかと少し心配していましたが、皆何事もないように接種を受けていました。一人接種後に発熱がみられましたが、その他には目立つ副反応はなかったようです。効果については、今後の調査の結果を見るまではっきりしたことは言えませんが、これまでのデータどおり注射の不活化ワクチンと変わりがないのであれば、痛みがないことは非常に大きなメリットだと思います。今年も、注射を嫌がってなかなか接種できない子もいましたし、注射の痛みや注射そのものへの恐怖心で大泣きする子もいました。フルミストはそうした子どもたちには福音となると感じました。