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スギ花粉症の舌下免疫療法

今年のスギ花粉シーズンはいかがでしたでしょうか。シーズンはじめは気温が低く、花粉の飛散が少ない日が続きました。3月中旬から急に飛散量が増え症状が出てきた人が多かったようです。さて、スギ花粉症の治療ですが、舌下免疫療法を考えている方は、スギ、ヒノキ花粉の影響がなくなる6月からの治療開始がおすすめです。

舌下免疫療法は、スギ花粉の抗原成分でできた薬を毎日舌下服用し続けて、スギ花粉に対してアレルギー反応が起こりにくい体質にする治療です。抗ヒスタミン薬などの使用を減らす効果があります。抗ヒスタミン薬は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど花粉症のつらい症状を軽減する効果がありますが、副作用で眠気が起こることがあります。特に小児の場合は、眠気をはっきり訴えることができない場合もあり、知らないうちに様々なパフォーマンスが低下している可能性もあります。

1日1回の服薬を3年ほど続けます。初回は院内で服薬し、副反応の有無をみるために30分ほど経過をみます。1週間少量の服薬を続け、経過に異常がなければ、2週目から維持量の服薬を継続してもらいます。

舌下免疫治療を希望される方、または、治療について質問などのある方は、受付までお申し出ください。