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新型コロナウイルス感染症第2波真っただ中
公開日:2020年08月20日
7月末からほぼ毎日1000人を超える新たな感染者が見つかっています。緊急事態宣言が出された4月の感染者数を大きく上回る感染者が見つかっていますが、政府はこれを第2波とは認めず、新たな政策なども出す様子は見られません。何のメッセージもなく、ただ様子を見ている様に見えます。ほぼ3か月間新型コロナウイルス感染者が0でしたが、最近再び患者が出たニュージーランドの対応とは全く対照的です。日本政府の対応が直ちに変わるわけでもないので、私たちは、自分たちで考えて対応していくしかありません。
よく言われているように、日常生活の中で、感染の危険性が高いと言われているところは避けるべきでしょう。人がたくさん集まる閉鎖空間、人と社会的距離をとらずに接近すること、そして、大声で話をしたり騒いだりすることは避けるべきです。具体的には、バー、クラブ、パブなどの接待を伴う飲食店、カラオケ店、ゲームセンター、屋内コンサート会場(クラシックなど静かな音楽を除く)などは感染の危険度が最も高く、利用を控えるべきと考えられます。パチンコ、ジム、劇場、遊園地なども危険性は高いですが、距離をとって会話せずに利用すれば危険性はやや低くなると考えられます。あまりおすすめではありません。公共交通機関では、距離をとることができませんが、マスク、換気、つり革手すりを持った後の手指消毒などで感染の危険性を下げることができます。スーパー、レストラン、カフェ、回転寿司店、牛丼屋、ラーメン屋、映画館なども、距離をとる、会話を減らせば、あまり危険ではない場所になります。散歩、山歩き、テニスや野球などの人との接触が少ない屋外スポーツ、屋外でのスポーツ観戦、公園、河川敷などは感染の可能性が低いと言えます。ただし、人が集まったり、近づいて大声で話したりすると危険性が高まります。 多くの人が触れるものを触ったりしたときは手指の消毒が必要です。
子どもたちは、どうしたらよいのでしょうか。子どもたちの日常生活では、学校や幼稚園、保育園などにかよって、友だちと一緒に学んだり遊んだりすることはとても重要です。しかし、子どもたちに社会的距離を保ってもらうことは不可能と言えます。また、学校などで子ども間の感染もみられてはいますが、始まりは両親をはじめとする周りの大人から子どもへの感染です。ですから、両親、家族、学校や幼稚園の先生、保育園の保育士さんなど、子どもの周りにいる私たち大人が、自分が感染しないように気をつけて、子どもたちを感染から守ることが大切です。学校や幼稚園、保育園が感染の危険性のない安全な場所になれば、子どもたちはそこで安心して学び、遊ぶことができます。どんなに気をつけていても感染が疑われることや心配されることもあります。そんな時にPCR検査を受けて、すぐに感染の有無を知ることができるようになればよいのですが。
カテゴリー:院長ブログ大台ヶ原 1泊2日の旅
公開日:2020年08月20日
皆さんは、今年の夏休みをどのように過ごされたのでしょうか?
休みの間、感染の危険を避けてどこかへ行くことができるか、考えてみました。その結果、公共交通機関や山小屋などの宿泊施設を使うプランは止め、現地まで車で行けて、車中泊することで、他の人と接触する機会をできるだけ少なくして出かけることにしました。17日昼に出発し、16時前に大台ヶ原に到着しました。直ちに下見に出かけました。駐車場から日出ヶ岳へ向かって歩き、山頂へ向かう手前で右に折れ、正木峠方面へ木道を上っていきました。峠からは正木ヶ原をゆっくり下り尾鷲辻へ、そこから駐車場へ向かって戻りました。1時間半ほどの山歩きでしたが、途中で会ったのは一家族と一人だけでした。コンビニで買ったおにぎりの夕食を食べ、暗くなるのを待って、今度は日出ヶ岳へ向かいました。山頂の展望台の付近には、同じように写真を撮りに来た人たちが5~6人いました。 19日が新月なので、この日も月は出ておらず星がきれいに見えました。1時間半ほど 星空を眺めたり、写真を撮ったりしてから、駐車場へ戻りました。帰り道ヘッドライトを消すと山の中は真っ暗闇で、木々の間から星が少し見えるだけでした。駐車場からも天の川がきれいに見え、駐車場でも写真を撮りました。車に戻り、 夜食を少し食べ、12時前には就寝しました。明け方は少し寒く、やはり車の中は寝心地もよくありませんでしたが、割と眠れていたようで5時半頃には目が覚めました。朝食のパンを食べ、昨日帰ってきた道を歩いて尾鷲辻へ行き、右に折れて大蛇嵓(だいじゃぐら)へ。元々高いところは得意ではないところへ、この日は風も強く、怖くて先の方までは行けませんでした。大蛇嵓からはシオカラ谷コースで駐車場へ戻りました。3グループと一人に出会いました。9時前に駐車場を出ました。17時間ほどの滞在でした。温泉にも寄らず、まっすぐ帰宅しました。何とも味気ない旅ではありましたが、満天の星空を見ることができて、山歩きができましたので、程ほどに満足しました。
コロナウイルス感染を回避しながら、どのようなことができるのか、模索中です。


笹原の中の立ち枯れたトウヒ