新型コロナウイルス感染症
公開日:2020年04月01日
新型コロナウイルス感染症(Covid-19)
昨年12月に中国で発生した新型コロナウイルス感染症(Covid-19)は、今全世界に広がっています。日本でも患者数は日々増加しています。子供の感染者も見つかっていますが、大人に比べると少数です。家族内感染が多く、保護者からの感染が多い点が特徴です。保護者が新型コロナウイルス感染症にかからないようにすることが重要です。
子供も、大人と同じように新型コロナウイルス感染症にかかりますが、重症化することは少ないと言われています。ただし、乳児は重症化する危険性があると言われています。症状は、乾いた咳(50%程度)、咽頭痛(40~50%)、発熱(40%程度)などが比較的よく見られ、鼻水(15%程度)、下痢(15%程度)などの症状は少ないようです。多くは、1~2週間ほどで回復しています。
新型コロナウイルス感染症が疑われる場合でも、子供の場合は重症化することが少ないので、直ちに医療機関を受診する必要はないと考えられます。軽症の新型コロナウイルス感染症の場合、特別な治療薬はありません。自宅で安静にして、子供の様子を見ましょう。肺炎を起こすと、呼吸が苦しくなってきます。呼吸が速い(呼吸回数:新生児は60回/分以上、乳児は50回/分以上、幼児は40回/分以上)、息苦しそうにしている(肩で息をしている、息をする時に小鼻がふくらむ、息をする時にみぞおちがへこむ、息苦しくて横になっていられない)、顔色が悪い、ぐったりしている、食べ物を受けつけない、などの症状が見られた場合は、かかりつけの医院や病院に問い合わせをして、受診してください。
ただし、濃厚な接触が明らかな場合は、まず帰国者・接触者相談センター(222-3421)に連絡をしてください。
現在(4月1日)も患者数は増え続けています。いずれ私たちの近くにも新型コロナウイルスはやって来るでしょう。効果の明らかな薬もなく、ワクチンもない状況での戦いは不利です。できるだけ長い間ウイルスから逃げることが、最善の策であると思われます。
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