ウイルスの弱点
公開日:2020年04月18日
ウイルスは、生き物の体(細胞)の中でないと生存できません。新型コロナウイルスの場合、その生き物はヒトです。誰かが、新型コロナウイルスにかかっても、その人が治るまで他の人と接触してウイルスをうつすことがなければ、その人の所で新型コロナウイルス感染症は終わります。ウイルス側から見ると、次の人に感染できなければ、子孫を残し、増やすことができない、という残念な結果になります。人にとっては、それこそが望むところです。
ただ、感染していても症状がない人もいますので、まわりの誰が新型コロナウイルス感染症にかかっているのかわかりません。ですから、ウイルスをもらわないように、あるいは、ウイルスを他の人にうつさないように、誰からも1.8m以上の距離をとることが重要なのです。皆がお互いの距離をとって、ウイルスが感染(この場合は飛沫感染)する鎖をひとつひとつ断ち切っていくことが、パンデミックの第一波を収束させるために最も有効な方法なのです。
もう一つ、接触感染については、外出した時にドアノブや手すりなど多くの人がさわる所に触れた場合は、できるだけ早く手洗いや手の消毒をしましょう。もちろん帰宅時には、手洗い、うがいは必ずしましょう。洗顔もしておくとよいでしょう。買い物の包装紙や容器にもウイルスが付着している可能性がありますので、例えば、買い物は玄関で容器から取り出し、包装紙や容器はまとめて廃棄し、中の商品はよく洗って保存するなどしましょう。
皆で、飛沫感染、接触感染の可能性をできるだけ減らして、ウイルスの感染が広がるのを抑えましょう。これは、皆が一斉にする必要があります。一斉にすれば効果があるはずです。これからが頑張りどころです。いっしょに頑張りましょう。KEEP DISTANCE !
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